こんばんわモンです
オ~レオレオレオレ~
ウィア~ザチャンピオン
サッカーワールドカップ凄いね日本代表
ドイツ、スペインを破っての決勝リーグ1位通過
オ~レオレオレ位のサッカー知識しかありませんが(古すぎる~つかほぼゼロだろ)
サッカーに無茶苦茶詳しいドイツの小林教授から
な~んと決勝リーグ予想が届きました
教授本日もよろしくお願いします
74)ワールドカップ予想とハイブリッド化する世界
サッカーだ、サッカーだ、世の中何が起ころうと、サッカーだ…というようなやけくそな興奮と、コロナもウクライナもいったいいつまで続くんだろう、今年の光熱費はどのくらいになるのだろうなどというちまちました不安とが行ったり来たりして、妙な気分です。
が、私がこれまでサッカーのWMとEMの話題を外したことはないですから、いわば「使命感」で、ワールドカップのことを書きましょう。ただし、大会が終わってからだと、後知恵で何とでも理屈をつけて書けてしまうので、今回は決勝トーナメントが始まる前に、その予想を兼ねての感想です。
優勝候補はずばり、フランス、イングランド、ブラジルの3チームです。そこから1ランク落ちてスペイン、悩ましいのがアルゼンチン、強いのか弱いのか出来にムラがありすぎます。スーパースター・ロナウドを擁するポルトガル、前回準優勝のクロアチアはあえて外します。ダークホースはモロッコと日本ですが、さすがに優勝とか準優勝まではねえ…、でも、日本の秀でたところは、前田君や長友君のプレーに見られるように、ボールへの執着です。この点では日本は一級品といっても良いでしょう。というか、他にそんなに際立った取柄もないですからねえ、正直なところ。
今回は予選リーグを熱心に観ましたが、はっきりと目についたのが実力の拮抗です。要するにどれもいい勝負ということです。これまではサッカーといえば、ヨーロッパと南米と言われてきて、確かに今でもその伝統は消えているわけではありませんが、その他の地域も相当力を付けてきて、「本場」の連中と遜色なく戦うまでになっています。
たとえば、ドイツ、スペインを連破して予選を1位通過したミラクル・ニッポン、アルゼンチンを破って祝日となったサウジアラビア、優勝候補の一角ベルギーを予選ラウンドから蹴落としたモロッコ、同じく強豪デンマークを破って予選落ちさせたオーストラリア、そして土壇場でポルトガルを破り、決勝進出を決めた韓国。
こういう結果を見ると、アジア枠(中東、オセアニアも入ります)のチームがかなり活躍していることがわかるでしょう。まさに「アジアの奇跡」というところでしょうか。しかし、アジアだけではありません。北米が強くなっているのです。予選突破のアメリカはもちろんですが、3戦全敗したとはいえ、試合内容ではカナダもかなり強くなってました。これらは次の大会の開催地ですから、すでにその強化準備が始まっているのでしょう。
こういうサッカーの国際的な広がりと実力の伯仲化はそれなりの理由があります。それは世界中のトッププレーヤーが現在ではほとんどと言っていいほどヨーロッパのプロリーグでプレーしているからです。サッカーの「ヨーロッパ中心主義」ですね。その中心はイギリス、スペイン、ドイツ、イタリア、フランスのプロリーグです。例を挙げると、日本代表の選手の相当数がドイツのブンデスリーガに所属していますし、我がRBライプツィヒで言えば、7人がそれぞれの国を代表するナショナルチームに選ばれています。
これはプロ野球を見ればすぐわかりますよね。日本や韓国の一流選手はアメリカの大リーグを目指します。野茂、イチロー、松井が切り開いた道で、いまや大谷があれだけ活躍するのだから、そろそろ日本人がプレミアリーグやブンデスリーガで活躍してもおかしくない時代が来ているのです。まあ、覚めたことを言うと、「金」が集まるところに人は集まってくるという、それだけのことではありますがね。だから南米出身の超一流選手も金にならない地元ではプレーしません。「仕事場」はみなヨーロッパです。メッシはWMのときだけは「アルゼンチンのメッシ」ですが、「バルサのメッシ」として名を挙げました。ネイマールやスアレスも同じです。
もうひとつ、力の平均化に関連して指摘しておきたいことがあります。ナショナルチーム代表たちの出自です。といっても何を言っているのか、日本人にはあまりピンとこないと思いますが、ドイツのナショナルチームの中心選手には移民を背景にした連中が多いということです。たとえば予選敗退したとはいえ、将来のドイツチームを背負って立つと言われる19才の天才プレーヤー・ムジアラの父親はナイジェリア出身ですし、オフェンスで活躍しているナブリの父親は象牙海岸の出身で、ともにアフリカ系です。それにドイツにはかつてのスター選手エジルのようなトルコ系のプレーヤーも多いですね。
これはドイツに限ったことではありません。それどころかフランス、ベルギー、オランダ、イングランドに至ってはほとんどのプレーヤーがこういう移民の背景を持っていると言っても過言ではないでしょう。サッカー好きのネオナチが望むように、彼らのような「外来種」を外したら、これらの国はヨーロッパ予選を通過するのも難しくなって、皮肉なことに「国威発揚」などということもままならなくなってしまうことでしょう。
要するに、世界は確実にハイブリッド化(混合)し始めているのです。そういう眼で見るとアジアは「後進国」です。日本人と在日コリアンの「ハーフ」など、何言ってるの?という感じ。独英、独仏、独蘭、独丁、独瑞、独波、独墺、独瑞(これ全部分かります?)の隣国との組み合わせなどというのは吐いて捨てるほどあっていちいち問題にもしません。「嫌韓」だの「嫌中」だの、時代錯誤、愚の骨頂です。
とにかくそういう「後進国」にかつての世界のスーパースター・イニエスタがわざわざスペインくんだりから来てくれているなどということは、本当にありがたいことなんですよ。まあ、彼には彼の商売上の打算もあるのでしょうが、そこはそれ、サッカーもまた資本主義を逃れられませんからねえ。というか、それを食い物にしているハイエナの如き輩が世界中にいかに多いことか。
今回カタールでどれだけの金が動き、どれだけの人間が「搾取」され「労働災害」で死んでいったのか、そんなことも思わないわけではありませんが、でもサッカーは腐ってもサッカー。なかなか嫌いになるっていうわけにはいきませんね。
というわけで、みなさん、決勝トーナメント楽しんでください。僕の今大会の一押しの選手はフランスのムバッペ、素晴らしい動きをします(ちなみに彼はカメルーンとアルジェリアのハイブリッド)。ヘディングの素晴らしい韓国のチョ・ギュソンはかなりのイケメンですよ。
教授本日も有難うございました
オレオレオレ~知識の私にもわかりやすい解説
確かに各国の代表選手の所属クラブを見るとヨーロッパのクラブが多いですね
教授の予想当たりますでしょうか?
私の予想は日本ベスト8入っちゃうかもよ?です(オ~レが生意気言うな!ですけど)
教授、決勝リーグ始まりましたら、また解説お待ちいたしております!
コメントをお書きください
小林敏明 (水曜日, 07 12月 2022 06:04)
途中経過です。
トーナメントに入って8強がきまりました。準々決勝の組み合わせはオランダ・アルゼンチン、クロアチア・ブラジル、イングランド・フランス、モロッコ・ポルトガルです。ダークホースも含め予想がほぼ当たりましたね。しかし残念ながらここで早々と優勝候補のフランスとイングランドが当たってしまいました。順当にいけば、決勝はこの勝者とブラジルとなるでしょうね。
モン (土曜日, 10 12月 2022 18:45)
小林教授
クロアチアvsブラジル戦
興奮しましたサッカー詳しくない私も痺れました
小林敏明 (日曜日, 11 12月 2022 02:07)
たった今モロッコがポルトガルを破り、準決勝進出を決めました。これは歴史的な快挙です。ダークホース予想がぴったり当たって、僕も満足です。
モン (日曜日, 11 12月 2022 19:06)
小林教授
モロッコvsポルトガル戦
この試合もアツかったですね
モロッコサポーター半端ないですね
小林敏明 (木曜日, 15 12月 2022 19:41)
さあ最後の予想コメントです。今回、結果についてはコメントしません。
決勝の組み合わせ、フランス対アルゼンチンが決まりましたね。僕自身は準々決勝のフランスとイングランドが事実上の決勝と考えていたので、ここでもフランスの勝ちを予想します。個人プレーと組織プレーのバランスがとれたフランスの勝ち方は「美しい」です。得点差はずばり3対1、果たして当たりますか。
ダークホースのモロッコ、内容も素晴らしく最後まで大健闘でした。
モンです (日曜日, 18 12月 2022 17:23)
小林教授
こんばんは、いよいよ今夜ですね
教授の予想、3体1でフランス
今朝のワイドショーで前園も同じ事を言っておりました
はたして結果は如何に!
小林敏明 (月曜日, 19 12月 2022 03:11)
いやあ、素晴らしいゲームでしたね、Wカップ史上屈指の決勝になりました!このゲームを観ることができただけでも今年は大満足です。
モンです (月曜日, 19 12月 2022 16:51)
小林教授様
本当に素晴らしい試合でした!
アルゼンチン、フランス両代表のメンタルの強さたるや・・・
PKで一応結果は出ましたが、両チーム優勝ですねこれは