こんばんわ!モンです
なんと!小林教授がコロナに罹患
大事には至らなかった様で一安心でしたが
そのレポートです
教授!本日もよろしくお願いします
緊急コロナ・レポート
2年間なんとか逃げ延びてきたコロナに、ついに捕まってしまいました!
ワクチンの3回目が広がったドイツでは、この春、新型が比較的軽症だという話(噂)も広がったせいか、人々の警戒心がゆるみ、感染者が一挙にそれまでの10倍ほどに跳ね上がりました。最近は軽症患者や無症状の人も感染に気づかず出歩いているようです。いまや世界のトレンドもそういう感じでしょうね、中国を除けば。
このトレンドに拍車をかけたのは一斉に対面授業を再開した小学生たちの爆発的感染でした。このぐらいの子供たちが感染した場合、親はいやでもその子たちの面倒をみなければなりません。言い換えれば、年少の子供が感染すれば、その家族はそのまま全員が感染を覚悟することになります。じじつ僕の周りにもそういう家族が少なからずいました。
一人暮らしの僕の場合はそれとちがって、もっぱら自分の不注意が原因でした。日本からの酒好きの客員教授を歓待しようと近くのパブに案内したのですが、ついほろ酔い気分で3時間ほど話に興じてしまったのがいけなかったようです。いわゆる「3蜜」の掟を破ってしまったわけですね。客人の方はどうだったかというと、たまたまこちらに来て3回目のワクチンを接種し、その副効果が終わったばかりだったので、しっかり免疫がリフレッシュできていたのでしょう、その後も無事にワイン片手にジャガイモとソーセージを食べまくっています。
僕の方はその2、3日後突然背中あたりが悪寒に襲われ、熱を測ってみると38.7度。近頃経験したことのない「高熱」です。さらに喉がヒリヒリ、鼻水もズルズル。どうやらこれはたんなるインフルエンザではないぞと思ったのは、よく言われているように、味覚の変化です。僕の場合は甘いと酸っぱいは感じるのに、他の味は感じないか、少し味が変わるという症状でした。そこで「うん、これが世にいうコロナだな」となったわけです。
早速友人に頼んで市販のコロナ測定器を購入して測ってみると、はっきり「陽性」と出ます。
このときの心理は妙なもので、なぜか、困ったなという気持と、それとは矛盾するホッとしたという気持の両方でした。さしずめ長い間逃亡していた犯人がついに警察に捕まったときの心境に近いかもしれません。これでやっとつらかった逃走生活から解放されるという安堵感ですね。まあ、刑事コロンボならぬ刑事コロナは変装上手なうえになかなかタフですから、僕のような軟弱ロージンが逮捕されるのは時間の問題だったでしょうが。
治療は、漢方の風邪薬と万能治療法の湯たんぽです。湯たんぽは今回特別に2つ使い、それで背中と臀部をひたすら温め続けました。食事は味を無視して三度三度きっちり食べ続けました。おかげで二日目には熱は37度台に下がり、三日目には平熱に戻りましたが、喉痛、鼻水、軽いめまい、味覚の変調などは少しずつ消褪しながらもさらに5日ほど続き1週間後にほぼ恢復しました。唯一喉の痰は今でも少し残っています。
問題だったのは隔離義務です。僕の場合は発熱して5日ほど経って身体が楽になってから医者に行き、そこで正式のPCR 検査を受けたため、規約上はその時点から数えて1週間外出をしてはいけないということになってしまいました。でも、最後の方は体に異常はないし、市販の測定器でも陰性と出るので、こっそり家を抜け出し、スーパーに買い物に行って来たりしました。発病から10日後にはベルリンまで往復してきたぐらいです。
これが僕が経験した一通りの経過ですが、一言でいうと、ややしつこいインフルエンザという感じでしょうか。このような軽症で済んだのは、たぶん3回のワクチン接種のせいでしょうね。もっとも、人によっては危険な目に遭うかもしれないのであまり軽視してはいけませんが、軽い肺炎や気管支炎の既往症をもつ僕がこの程度で済んだのだから、ワクチンを済ませた普通の人たちは過剰に心配する必要はなさそうですよ。
以上、皆さんの参考になればと、緊急レポートを書いてみました。
教授!コロナ病み上がりレポート有難うございます
しかし刑事コロナは「3密」は見逃さないと言う事ですね
3回ワクチン接種と正しく理解、予防が大切と理解いたしました
ゴールデンウィークもスタートしたので私も正しく気を付けます
小林教授、本日も有難うございました
またのレポート期待いたしております
コメントをお書きください
風間広子 (土曜日, 30 4月 2022 17:33)
コロナに罹られてしまった小林教授…完治してからの後遺症は大丈夫なのでしょうか?
まわりにコロナに罹られた方は1人しかいないのですが、怖いです。
先日、ワクチン3度目を受け38.6分の発熱でした。オトナの38度代はキツイですね。
モンです (土曜日, 30 4月 2022 21:33)
風間さま
教授、後遺症出なければよいのですが
心配です
確かに出来れば感染はしたくありませんね
小林敏明 (土曜日, 30 4月 2022 22:19)
風間さん、モン君
ご心配ありがとうございます。おかげで今のところ後遺症らしきものはなさそうです。原稿を提出した時点で少し残っていた痰も今日あたりはほぼなくなっています。あえていえば、やや疲れやすくなったかもしれませんが、これは後遺症というよりも、このところあまり身体を動かしていないせいかもしれません。
風間広子 (水曜日, 04 5月 2022 22:54)
小林教授殿
初めまして。後遺症がないようで安心しました。
よかったです。
いつも小林教授のレポートを楽しく拝見しています。