こんばんわ!モンです。
本日は、ドイツから素敵なクリスマス・マーケットの情報が届きました!
小林敏明教授の「ライプツィヒの街から 16 クリスマス・マーケット」
スミマセン教授・・・タイミングの関係でアップちょっと遅くなってしまいましたが
それでは、教授!本日も宜しくお願いします!!!
こちらはやっと雪が舞って冬らしくなりました。
と同時に、ライプツィヒでは今週からクリスマス市が始まり、これが1ヶ月続きます。写真のように、旧市庁舎前の広場と中央駅を中心に街中に出店が並び、週末は人でごった返します。
この光景はドイツ、いやヨーロッパ全土で見られるものですが、わがライプツィヒはとくに早く、熱の入れようもやや異常です。
この街は人口(近郊を入れて約60万)の割りにやたらと店が多く、とくに衣類関係はつぎつぎに新しい店ができてはつぶれていくという状況がつづいています。僕などは、要するに商売を知らない馬鹿ばかりなのではないか、などと思っていたのですが、どうもこれにはもっと裏がありそうです。
周知のように(かどうか知りませんが)、ライプツィヒは18世紀から戦前まで中部ドイツの貿易都市および大学都市として栄えた街で、ドイツの国際見本市(メッセ)と言えば、ただちにライプツィヒの名が挙がるほどでしたし、ドイツ語書籍のほとんどがこのライプツィヒで出版され、大学にも世界の各地から留学生がやってきました。
日本人も例外ではありません。鴎外などは知られているでしょうが、ほかに有名なところでは滝廉太郎などという人もそうですよ。
ところが戦後になると、この国際都市ライプツィヒが社会主義国東ドイツに入ってしまったので、ここにあった(資本主義的な)都市機能の大半が西側のフランクフルトに移されてしまったのです。
いまやEUの中央銀行も置かれてフランクフルトはドイツというよりヨーロッパ経済のセンターになっていますね。見本市会場も、そこを会場にしたブックフェアも国際的に有名です。
ライプツィヒが考えているのは、このフランクフルトに奪われたかつての栄光をもう一度取りもどそうということです。
人口比率に合わない過剰な店の数や気の早いクリスマス市の裏にはそのような「野心」がはたらいているのです。
事実、1990年の東西統一直後には早々とガラス張りの新しい見本市会場が造られ、国際ブックフェアもそこで(秋のフランクフルトに対抗して)春に開かれています。隣町のハレと協力して新空港も建設され、ドイツ郵便やAmazonの配送センターなどもできており、いまや中部ドイツから東のチェコ、ポーランドをにらんで、確実に「野心」が進められているように見えます。
おかげで僕が着任した17年前に比較して物流は大変良くなり、今まで手に入らなかったものが入るようになったり、寿司屋が増えたり(ただしベトナム人経営)と、ありがたい面もあるのですが、この流れ、僕には何だか気に入りません。
要するに大企業の投資に左右される消費社会のトレンドばかりが目に付くからす。
我が家の前の駐車場も、1年前から工事が始まり、一日中うるさくてかないまん。
工事と言えば、壁が破れてからの20年間狭いライプツィヒの中心街では建設修理の工事が絶えません。
大学もその例外ではありませんでした。
いやあ、正直ちょっとうんざりですね。多少おんぼろでも、もっと「人間味」のある街がほしいものです。
東京でも同じでしょう。何とかツリーなどというしょうもないものより、浅草界隈のあのごみごみした雰囲気の方がよっぽど僕は好きですね。
その意味で「江古田の雑貨屋」さんや商店街の皆さんにも頑張ってほしいです。
教授!本日もありがとうございました!!!
まさに、私も教授の考えに同感です(まあ、人間味のある会話のある感じが好きなので、小売業を営んでいるのですから当然ですけどネ)
しかし、ヨーロッパは専門店(小売店)の文化が生きていますが(もちろん以前に比べれば大型店(大企業)も増えてはいるのでしょうが)はたして日本の小売業は
5年後、10年後、どうなっているのでしょうか?
心配いや、あえて使わせて頂くなら、危機感を持っています。
5年後、10年後、にも皆様に「いやぁーよかった、この店まだあった!」と言って頂ける様
しぶとく毎日、小売業に精進いたすしだいです!!!
教授ありがとうございましたーーー。
本日は「クリスマスギフト・アドベント番外編」で「ドイツ ライプツィヒ」より
本場ヨーロッパのクリスマスをお届けしましたぁーーー。
クリスマスまで、あと16日 です。
ギフト探しは「オイルライフ」で!
ぜひどーぞ☆
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